【会費制の結婚式】1.5次会の会費1万円は可能?新郎新婦の自己負担とリアルな費用内訳
【会費制の結婚式】1.5次会の会費1万円は可能?新郎新婦の自己負担とリアルな費用内訳を徹底解説!
「ゲストの負担を軽くしたい」
「カジュアルだけどお披露目もしっかりしたい」
そんな想いを叶える結婚式のスタイルとして、1.5次会が人気です。
特に、ゲストの金銭的負担を抑えられる「会費制の結婚式」は、ご祝儀制よりも気軽に参加しやすいと近年注目が高まっています。
中でも「会費1万円」という設定は、ゲストにとって非常に魅力的です。
しかし、新郎新婦にとっては「本当に1万円でパーティが実現できるの?」という不安がよぎるのではないでしょうか?
結論から言うと、「50〜60名規模のパーティで、料理と飲み物だけなら可能。
しかし、結婚式に必要な要素を全て含めると会費1万円のみで賄うのは難しく、新郎新婦の自己負担が多くなる」のが現実です。
この記事では、会費制の結婚式で会費を1万円に設定した場合の「できること」と「できないこと」を明確にし、最終的に新郎新婦の自己負担がどれくらいになるのか、リアルな費用内訳を解説します。
会費1万円でカバーできるのは「飲食代」が基本
会費制の結婚式において、ゲストからいただく会費は、主におもてなしの根幹となる飲食代に充てられます。
例えば、60名のゲストが参加した場合、集まる会費の総額は以下のようになります。
10,000円/人×60名=600,000円
この60万円で、ゲストへのおもてなしの基本となる「料理」と「飲み物」を賄うのが一般的です。
料理・ドリンクのスタイル
会費1万円の場合、以下のようなスタイルの食事が中心となります。
・着席ビュッフェ形式
ゲストが席に座りつつ、好きな料理をビュッフェ台から取るスタイル。立食よりも落ち着いて食事を楽しめます。
・大皿料理のテーブルシェア
各テーブルに大皿で料理が運ばれ、ゲスト同士で取り分けるスタイル。アットホームな雰囲気になります。
いわゆるフレンチのフルコースなどを提供する場合、1人あたりの単価が1万円を超えてしまうことがほとんど。会費1万円でフルコースを提供すると、その時点で赤字になってしまう可能性が高いでしょう!
要注意!会費だけでは賄えない「会費制の結婚式」の諸費用
では、料理と飲み物以外に、会費制の結婚式(1.5次会)にはどのような費用がかかるのでしょうか?
これらが全て、新郎新婦の自己負担(手出し)となって上乗せされていきます。
・会場関連費:10万~30万円
会場使用料、プロジェクター・マイク・音響設備の使用料など。
・ウェディングプランナー:10万~20万円
全体のプランニングや業者手配をプロに依頼する場合のプロデュース料。
・新郎新婦の衣装:15万~40万円
ウェディングドレスやタキシードのレンタル・購入費用。
・美容・着付け:5万~10万円
新婦のヘアセット、メイク、着付け、介添え人のサポート費用。
・司会者:5万~10万円
プロ司会者に依頼する場合の費用。友人にお願いしてもお礼が必要。
・キャプテン(当日責任者):3万~5万円
当日のパーティ全体を統括する責任者。会場費に含まれることもある。
・カメラマン:5万~15万円
写真・動画撮影をプロに依頼する場合の費用。
・装花・装飾:5万~15万円
メインテーブル、ゲストテーブル、ウェルカムスペースなどの装飾費用。
・ペーパーアイテム:3万~8万円
招待状、席次表、席札などの印刷物。手作りで節約も可能。
・ギフト関連:3万~8万円
ゲストに渡すプチギフトや引き出物の費用。
・ウェディングケーキ:3万~8万円
ケーキカット用のウェディングケーキ代。
・演出関連:3万円~
プロフィールムービー上映、ゲーム、景品代など。
これらの費用を合計すると、安く見積もっても50万円以上、こだわりたいポイントが多ければ100万円を大きく超えてくることがわかります。
シミュレーション:会費制の結婚式での自己負担額
具体的に、会費制の結婚式で新郎新婦の自己負担額がいくらになるのかシミュレーションしてみましょう。
・パーティの総費用: 150万円
(内訳:飲食代60万円、その他費用90万円)
・ゲストからの会費総額: 60万円
(1万円 × 60名)
この場合の新郎新婦の自己負担額は…
総費用1,500,000円−会費総額600,000円=自己負担額 900,000円
このように、会費1万円という設定はゲストの負担は軽いものの、会費制の結婚式として必要なものを揃えていくと、新郎新婦の自己負担が大きくなる傾向にあります。
総額と自己負担額の把握が、満足度の高い会費制の結婚式を挙げるカギ
1.5次会など、会費制の結婚式で会費を1万円に設定することは、ゲストを想う素敵な配慮です。料理と飲み物を中心としたカジュアルなパーティであれば、十分に実現可能です。
しかし、プランナーへの依頼、司会やカメラマン、衣装や装飾など、「結婚式」としての体裁を整えるためには、多くの追加費用が発生します。
後から「こんなはずじゃなかった!」とならないためにも、必ず以下のステップで準備を進めましょう!
1,やりたいこと、こだわりたいことの優先順位を決める
2,会場や業者から詳細な見積もりを取り、総額を把握する
3,会費で賄う範囲と、自己負担する範囲を明確にする
お二人の理想とする会費制の結婚式と、現実的な予算のバランスをしっかりと見極めることが、成功への最も重要なポイントです。
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