会費制結婚式は「失礼」?「ケチ」と言わせない!ゲスト満足度を高めるマナーと開催のコツ

「海外挙式のお披露目をしたいけれど、ご祝儀制の披露宴はゲストの負担が重い…」
「会費制の1.5次会にしたいけど、上司や親族に『失礼だ』『安っぽい』と思われないか心配…」
近年、合理的でゲスト想いなスタイルとして定着しつつある「会費制結婚式(1.5次会)」
しかし、年配の方や地方の慣習によっては、まだ馴染みが薄く、「会費制=二次会=軽い」というイメージを持たれてしまうリスクがあるのも事実です。
結論から言うと、会費制結婚式は決して失礼ではありません。
むしろ、ゲストの金銭的負担を減らす「配慮」のあるスタイルです。
ただし、やり方を間違えると「ケチった」「失礼だ」と思われてしまう危険性があります。
この記事では、会費制で絶対に失敗しないための、「失礼にならないボーダーライン」と「ゲストに喜ばれるマナー」を徹底解説します。
なぜ「会費制は失礼」と誤解されるのか?3つの原因
そもそも、なぜネガティブなイメージを持たれることがあるのでしょうか?
主な原因は以下の3つです。
1,「会費」と「内容」が見合っていない(コスパが悪い)
例えば、会費を2万円徴収しているのに、料理が軽食ビュッフェで席もない(立食)…となると、ゲストは「新郎新婦が利益を出そうとしているのでは?」と不信感を抱きます。
2,事前の説明不足
招待状にただ「会費制」とだけ書き、どのようなパーティースタイルか(着席か立食か、コースかビュッフェか)を伝えないと、ゲストは服装や心構えに迷い、当日のギャップに戸惑います。
3,「ご祝儀制」が常識だと思っている世代への配慮不足
親族や年配の上司など、「結婚式=ご祝儀3万円、引き出物あり」が常識の世代にとって、引き出物がなくカジュアルな会費制は「手抜き」に見えてしまうことがあります。
これで安心!「失礼」を「おもてなし」に変える5つの鉄則
会費制でも、しっかりとした「おもてなし」の心が伝われば、ゲストは心から祝福してくれます。
押さえておくべき5つの鉄則を紹介します。
鉄則1:会費設定は「料理・飲物代」の実費を目安にする
会費制で「黒字」を出そうとしてはいけません。
会費はあくまで「ゲスト自身の飲食代」と割り切りましょう!
・立食ビュッフェの場合: 会費 8,000円 〜 10,000円
・着席ビュッフェの場合: 会費 10,000円 〜 15,000円
・着席フルコースの場合: 会費 15,000円 〜 20,000円
「会費=料理+ドリンク代」程度に設定し、会場費や衣装代、装花代は新郎新婦が負担する。このバランスが、ゲストに「満足感」を与える黄金比です。
鉄則2:上司・親族を呼ぶなら「着席スタイル」一択!
友人だけのパーティーなら立食でもOKですが、上司や親族を招待する場合、「席がない」というのは最大のマナー違反となり得ます。
年配の方やヒールを履いた女性ゲストへの配慮として、必ず「指定席(着席)」を用意しましょう。さらに料理も、自分取りに行くビュッフェではなく、スタッフが運んでくれる「卓盛り」や「コース」にするのが無難です。

鉄則3:招待状で「ご祝儀辞退」を明確に伝える
ここが最も重要です。ゲストを迷わせないために、招待状には以下の文言を必ず入れましょう!
「当日は会費制とさせていただいておりますので ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます」
この一文があるだけで、ゲストは「あ、本当に会費だけでいいんだ」と安心できます。
鉄則4:ギフト(引き菓子・プチギフト)で感謝を伝える
会費制の場合、豪華な「引き出物(記念品)」は不要とされています。
しかし、「引き菓子(1,000円〜1,500円程度のお菓子)」と「プチギフト」を用意すると、ゲストの満足度は格段に上がります。
「会費制なのに、お土産まで用意してくれた!」というサプライズ感が、「素敵なおもてなしだった」という評価に変わります。

鉄則5:領収書を用意しておく(会社関係者がいる場合)
意外と忘れがちですが、会費を経費で落とす場合や、慣習として必要な場合があるため、受付には予め領収書を用意しておきましょう。スマートな対応ができると「しっかりした大人」という印象を与えられます。
上司・親族への「事前フォロー」が成功の鍵
最も気を使う「上司」や「親族」に対しては、招待状を送る前の「口頭での説明」が効果的です。
上司への伝え方例
「海外挙式の帰国後パーティーとして、皆様に負担をかけず楽しんでいただきたく、会費制の食事会を企画しました。堅苦しい席ではありませんが、コース料理でゆっくり過ごしていただけるよう準備しております」
このように、「なぜ会費制なのか(=ゲストへの配慮)」「どんな雰囲気なのか(=食事会)」を事前に伝えておけば、失礼だと思われることはまずありません。
まとめ
会費制結婚式は、決して失礼なスタイルではありません。
むしろ、「ゲストの負担を減らしたい」という新郎新婦の優しさが詰まったスタイルです。
1,会費に見合った(それ以上の)料理を提供する
2,目上の方には「着席」でおもてなしする
3,「ご祝儀不要」を事前にしっかり伝える
このポイントさえ押さえれば、「ご祝儀制より気軽で、料理も美味しくて最高だった!」とゲストに喜んでもらえるはずです。
自信を持って、お二人らしい素敵なパーティーを開催してくださいね!

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